Red Hat Enterprise Linux 9でMySQLをインストール
Red Hat Enterprise Linux 9でMySQLをインストールする手順は以下のとおりです。
1. **ターミナルを開く**: Red Hat 9のシステムにアクセスし、ターミナルを開きます。
2. **リポジトリの設定**: Red Hat 9にはデフォルトでMariaDBが含まれていますが、MySQLをインストールするには、MySQLのリポジトリを追加する必要があります。MySQLの公式ウェブサイトから適切なリポジトリ設定ファイル(`.rpm`ファイル)をダウンロードします。
3. **リポジトリの追加**: ダウンロードしたリポジトリ設定ファイルを使って、MySQLリポジトリをシステムに追加します。例えば、次のコマンドを使用できます(リポジトリ設定ファイルの実際の名前に置き換えてください)。
sudo rpm -ivh mysql80-community-release-el9-1.noarch.rpm
4. **MySQLのインストール**: リポジトリを追加した後、次のコマンドでMySQLサーバーをインストールします
sudo dnf install mysql-community-server
5. **MySQLサービスの起動**: MySQLをインストールした後、サービスを起動します。
sudo systemctl start mysqld
6. **自動起動の設定**: システム起動時にMySQLが自動的に起動するように設定します。
sudo systemctl enable mysqld
7. **初期設定**: インストール後、MySQLは一時的なルートパスワードで設定されます。このパスワードは `/var/log/mysqld.log` ファイルに記載されています。次のコマンドでパスワードを表示します。
sudo grep 'temporary password' /var/log/mysqld.log
8. **MySQLセキュアインストール**: 初回ログイン後、`mysql_secure_installation` スクリプトを実行してセキュリティを強化します。これにより、ルートパスワードの変更、匿名ユーザーの削除、リモートルートログインの無効化、テストデータベースの削除などが行われます。
sudo mysql_secure_installation
9. **MySQLへのログイン**: すべての設定が完了したら、次のコマンドでMySQLにログインできます。
mysql -u root -p
これでRed Hat Enterprise Linux 9にMySQLがインストールされ、基本的な設定が完了します。データベースの作成やユーザーの管理など、追加の設定や操作が必要になる場合があります。